THURSDAY WORDS… vol.1

 印税システムの登録作業をしていたら、「初めてもらった賞状は?」という質問が急に現れる。夏休みの宿題で読書感想文で表彰されたことを思い出す。ただ、あれは母親が書いたものを直して出したものだったような、自分が書いたもののような。人形劇を見て読もうと思った「杜子春」。馬に関する夏の記憶。RIVERSIDE READING CLUBのikm君に貰って読んだ「高架線」。あの公園、phoneheadとhankyovainと飲んでた公園ちゃうんか?という言葉が宙に浮かんだままだったので、登場する公園を確認に行ったらポニーが歩いてたんですよね。白昼のポニーに夏の馬の記録は30年越しで更新された。SAMURAI FUNZINE ( “FUN” = “楽しい” ZINEという意味でFUNZINE だと言っていた。)を初めて手伝ったのも夏の出来事で。コピー機が家にあるから手伝いたいと申し出たんだと思う。SAMURAIこと岡田君とはNUMB, PROTECT, FORWARD, JUDGEMENT, DOG IN BLANKETの新宿ANTINOKのライヴで、始まるのが押してたのか自分たちが早く来すぎていたのかわからないですけど、階段で並んでて話すようになった。その時名前聞かれて、「じゃあ、マーシーね。」ってなったのがマーシーの名前の由来です。岡田君は後に、伝説の立ち飲み屋「おかやん」を中野でやることになるんですね。それは、さておきZINEを手伝って文章を外に向かって書くことが出来るのが嬉しかった。編集後記をDESSERT TIMEって言うのは「市長が逃げた街」狛江に住んでたしょうちゃんという友人が教えてくれた。文章を書くことや編集を手伝うことから自分は始めました。
 文章を書くことも、小説と同じで自分のものの見方を表明すること、うーんそれよりは、もっと紹介するっていう感じなのかな。それがコラムだなと自分なりに読んで勝手に理解したので、コラムを始めさせて頂きます。最近はリリースからパーティー情報までなんでも、一つ一つのニュースも自分の言葉で書いているので、WDsoundsとはそういう感じです。コラムのタイトルは自分がJ.COLUMBUS名義でリリースしている「NORTH TOKYO SOUL TAPE」に収録している16FLIPにプロデュースしてもらった楽曲のタイトルを使いました。ある瞬間を書くということは、歌を吹き込むことも同じだと思うんだけれど、既に過去になった事を伝えているので、その瞬間のものではないし、そこには意味が新たに加えられたり、無くなったりしている。
「AM 4:30 マザーのフットスタンプ ブランクと眠り」
犬の散歩に行く母の足音で起こされていたAM 4:30から10年AM 5:00 私はオレオのフットスタンプを耳ではなく顔面で受け止め、公園に散歩に向かっています。
 ISSUGIのアルバム「366247」が素晴らしすぎて、聴いた後に物凄く残っている。16FLIPのアルバムは「I’M RAIN」で始まっているけど、大きな滴が落ちて来るような。そう思うのは今外が大雨だからなのかもしれないけれど、強いものはそんな風に全ての出来事を内包していくんだと思います。REVIEWにその気持ちを綴りたいのだけれど、(REVIEWを書きたいというのは自分のWEBSTOREをやっている大きな動機だ。)WEBSTOREに取り扱っておりません。それは、トラスムンドラジオと合わせて聴いた方がいいにきまってるし、自分がそうやって買って聴いてそう思うのだから、そうして下さいっていうのがどう考えても正しいですよね。浜崎さんがISSUGIに対して切り込む会話は自分が聞きたいことも多くて、更にはそこにそれぞれがアルバムを念頭に置いて持ち寄った音楽を流すという。ここにその時に流した曲を自分がAPPLE MUSICのプレイリスト化したものを貼っておきます。最初に浜崎さんが流した楽曲と、どの曲をどちらが持ってきたかの答えはトラスムンドラジオにあります。

この作品を聴き込んでいる時に、音楽を所有するということについて凄く考えていたのもあるんですが、ISSUGIの「366247」は意識することで何かを掴める作品だと思う。なぜ手に入れるのか?ビートに言葉。自らのアクションに呼応するもの。やりきれない痛みにやり切った達成感それは日常にあって、ビートが流れると世界に入っていく。場面にフォーカスしていく。この作品を聴く前と聴く後で世界の見え方や聴こえ方が変わってしまう。彼が作っている音楽は人の言うところの時代をフォローするのでhなく、自ら時代を見まわしリードしている。そこにいる自身は超HEATだけどCOOL に感じるのはその距離感じゃないかなと思う。徹底した美学に触れることの出来るHIP HOP ALBUM。

 池袋に、MANHATTANよりのBROOKLYNにありそうなボードウォークって勝手に呼んでるところがあるんですけど、まあ、そこは線路沿いのコンクリートでボードウォークじゃないんですけど勝手にそう心の中で思ってるところがあって。この説明自体、自分でいつも呟いてることなんですね。夜の入り口くらいに橋からボードウォークに降りて行くと、ISSUGIがたくま君と一緒にいてMUSIC VIDEOの撮影をしていて。その場所池袋で一番かっこいい場所なんだよなと思いました。
 SLUMLORDSの歌詞で「お前らは週末バーに行ってるけど、俺は木曜日の夜にバーに行くぜ。」っていうのがあるんですね。東京で言うならそれは「FUNKTION」ですね。SLUMLORDSの歌詞はいいんですよね。「YOUTH OF TODAYのライヴに行って酔っ払ってたけど、YOUTH OF TODAYの再結成のライヴに行っても酔っ払っていた。」
 では、SLUMLORDSで「INVOLUNTARY SKINHEAD」。このビデオにエキストラで出演してるのはさりげなすぎますよね笑。木曜日っぽい動きってこういうことなんですよ。