MIX CDを中心にしたWEBSTOREを作ろうと思ったのは、MIX CDをとにかくよく聴いているからなのですが、MIX CDもまた聴く前から聴いているといえるものだし、聴いた後も聴いていると言えるものだからだと思う。MIXで出会って聴いた曲を聴いてる時もMIX CDを聴いてるんだと思う。レコード屋ではもちろん、洋服屋のカウンターで売ってるMIX CDが好きだ。いつ買ったかは詳細に覚えているんだけれど、一体このMIX CDがなんなんだかわからないという感覚が愛おしい。あれは確かNYのFAT BEATS、MIX CDのタイトルとトラックリストが収められたファイルから注文するスタイル。ああ、あの時BLACK SABBATH ONLYのMIX買っておけばよかった笑 人の思考と嗜好で時代と関係なく選ばれた楽曲たち、そこにその時代を感じるのは生活があるからだと思う。今も友人が朝に送ってくれたMIXを聴いている。最近、彼も寄稿している「GANGSTA RAP CASSETTES」の本を毎朝眺めていることを伝える。自分にとってコーヒーとパンとMIX CDは欠かすことの出来ない日々の選択。MIX CD屋を基調に考えたWISDOM STOREのMERCHANDISEがDRY T-SHIRTSというCHOICEなのは、日々汗をかいていたからだし、SKATEが最近生活の中にあるから。昔はラジカセで音楽をかけていたけど、(大学の構内でIN THIS OTHER LAND ( FRENCH HARD CORE COMP ) をかけてた先輩いたな。)イヤフォンで音楽聴きながらSKATEすることは今までなくて、最近始めてEAR POD的なものでFUNK聴きながらSKATEしたら調子良くて、16 FLIPのMIDNIGHT MEALから出したやつがあの感じなの凄くしっくりきた。SKATE MUZIK。SKATE MUZIKのMIXといえば、河野のこれも絶対SKATE MUZIKなんだよな。どう攻めるか、どうやって遊んでるか。息遣いや視点の感じるMIX CDが好きだし、自らのSTEPが踏める瞬間が好き。

 この文章、最近読んでいるイーユン・リー「理由のない場所」に影響受けている気がするんだけどきのせいですかね。名詞と形容詞、言語と言葉、MIX CDにもある対話と似ている気がするというのは少しこじつけだろうか。哀しみを乗り越える時にも、乗り越える必要はないとも思うが、そこにMIX CDはあったんだよな。